さっさっと全体の空気を解説するよ。



◆地上が止まりやすい

全体的にタフネス偏重のクリーチャーが多く、パワー3程度までなら返しであっさり止まる。

以下具体例

●2/2を止められるクリーチャー

《ただれたイモリ》1マナ
《かじりつくゾンビ》2マナ
《鋼体スリヴァー》2マナ
《海岸ドレイク》2マナ
《巻物泥棒》3マナ
《グリフィンの歩哨》3マナ
《アンデッドのミノタウルス》3マナ
《獣の代言者》3マナ
《ネファリアの海鳶》4マナ

●3/3を止められるクリーチャー

《天使の壁》2マナ
《命取りの出家蜘蛛》2マナ
《ルートワラ》3マナ
《レガーサの火猫》3マナ
《水の召使い》4マナ
《柱平原の雄牛》4マナ
《凶眼のコカトリス》4マナ
《大蜘蛛》4マナ
《包囲マストドン》5マナ
《暁駆けの聖騎士》5マナ
《伝書ドレイク》5マナ
《吸血鬼の大将軍》5マナ
《燃え投げの小悪魔》5マナ






要約すると

《カロニアの大牙獣》クラスなら地上のバニラでも出番はあるが、

《峡谷のミノタウロス》クラスだと攻撃はほぼ通らない。
攻撃時・防御時どちらにあっても《伝書ドレイク》《燃え投げの小悪魔》《暁駆けの聖騎士》に対し大きな不利を持つことになる。




除去が弱い

全体的にクリーチャー除去の質は非常に低い。

《時の引き潮》《閉所恐怖症》《ショック》あたりはなかなかの優良除去だが、これ以外のコモンでは重かったり対象が狭すぎたりする。
基本的には殴り合いとコンバットトリックで戦わざるを得ない環境である。




☆ではどう戦うべきか?


①飛行戦略

リミテッドの基本、飛行。


ただしM14においては飛行を受け止めるカードも多く、一見強く見える《訓練されたコンドル》等も、《海岸ドレイク》《グリフィンの歩哨》はおろか、《陽光尾の鷹》にさえ相打ちされてしまう。

《突進するグリフィン》《伝書ドレイク》の2体は3/3のサイズがあるため殴って死ぬことは少ないが、《天使の壁》《大蜘蛛》等もコモンなので確実にクロックを稼げるとは言いきれない。

アンコモンだが《剣の壁》のようなほとんどのフライヤーを返り討ちにする化け物もいるし、緑に至っては《垂直落下》《暴風》に加えて《弱者狩り》《命取りの出家蜘蛛》まであるのでフライヤー戦略は従来のドラフトと比べてかなり通じにくいと言える。



《訓練されたコンドル》+《巻物泥棒》のような明確なシナジーがない限り、軽量フライヤーは従来よりアテにならないと思っていい環境です。


それでも単独で戦力になるフライヤーを列記すると以下の通り。

《セラの天使》《センギアの吸血鬼》お馴染みアンコ2人衆。さすがに4/4ともなると格が違う。充分初手級。

《伝書ドレイク》むしろ地上への相打ちブロッカーとして。

《ネファリアの海鳶》地上の2/2を一度討ち取っておくのが最大の仕事。

《凶眼のコカトリス》接死で壁を相打ちにできるので殴りたい時に遠慮なく殴れる。複数枚集める事で制空権を完璧に握れる。

《夜翼の影》戦闘で死ぬことはほぼ無い。黒がメインでない場合でも使いやすい。







②威嚇作戦


といっても威嚇持ちは
《呪われたスピリット》
《アカデミーの略奪者》
《サイクロプスの暴君》の3枚だけですが・・・・。


《呪われたスピリット》はトップコモン説も多いほどの主戦力。文句無くM14環境における黒をやる理由に数えられるでしょう。



《アカデミーの略奪者》は打点こそ低いものの威嚇持ちルーター。ただし呪われたスピリットと違って色が被ってしまった場合、相打ちOKで殴りに行くことが難しいサイズなので注意。
これ自体のクロックの低さを補う意味でも《稲妻の鉤爪》と必ずセットで使いたいところ。
取れなかった場合は《雷の一撃》で代用も可。



《サイクロプスの暴君》は呪われたスピリットと比べると重さが許容範囲外な気もしますが、それでも飛行の価値が低く、相対的に威嚇の価値が大きいプールである以上これにも出番は充分あるでしょう。
ただし赤は暴君で殴り始めるまでの時間を稼ぐような地上を固める人員に秀でていないので、白か緑と組んでる時に1~2枚程度どうぞ。





③オーラ作戦



あくまで地上クリーチャーが止まりやすいのはタフネス偏重クリーチャーが多めにパック封入されているせい。
ならば圧倒的サイズで粉砕するなら回避なしでもいいのでは?という理論。

《トロール皮》《稲妻の鉤爪》《吸血鬼の印》《闇の好意》《幻影の鎧》
によるオーラ強化によるクソビート。


除去も数が少なく弱い為、《トロール皮》は死角なしの文句ないエンドカード。
《吸血鬼の印》はダメージレースを無に帰す超オーラ。
上記の2枚はアンコモン次第では初手もあり得るほどのパワーです。


ただし、今回コモンにハスク枠が多く、逆にトランプルが《鳴動スリヴァー》のみである都合上、「チャンプして生贄で絆魂不発」がやり易い為、やはり何らかの回避持ちに貼ったほうが良いと思われます。


逆にオーラ対処する方法ですが、とりあえず青を使うと《時の引き潮》《分散》《閉所恐怖症》とオーラ全否定カードがコモンに3枚もある為、相対的に青が強いと言えるかもしれませんね。

《時の引き潮》と《分散》は《古術師》とのシナジーも期待できます。




次はカード個別評価方式の解説。

多分明後日までにはageます。

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