プレイングスキル向上記事 【神の一手】 答え合わせ編
2013年3月27日 MTG コメント (2)問題をまだ見ていない方は過去記事を先にご覧下さい。
第①話
Q.ライフ2で夜鷲を構えたら3/1先制と一緒に2/2も突っ込んできた。何故か?
A.この場合、ザデックくんが何を引いたかは関係ありません。
ラザーヴくんは残念ですがどうブロックしても必敗です。
使者をブロックすれば2点ゲインの3点抜けで死なないように見えますが、
厄介なことに現在の戦闘ダメージ解決は、先制持ちか二段持ちが参加している場合、「戦闘ダメージステップを2回行う」事によって処理しています。
つまり、先制持ち《ラクドスの魔剣》の3点ダメージと先制の無い《吸血鬼の夜鷲》の絆魂2点ゲインの間に状況起因処理のチェックが入ってしまうという事です。
魔剣だけ解決した時点でラザーヴくんのライフは-1なので、この時点で負けが確定。
ザデックくんの視点から見れば相手はハンド0で除去の不安が無いのですから、盤面だけで判断して使者を突撃させるべきである、となります。
結論:相手のライフを削ることで戦闘を有利に進められることもある。
第②話
Q.暗号2回と強請4回が同時に誘発しそう。先にドローだけ済ませるって出来る?
A.一応できる。ただしノーリスクとは限らない。
このとき、ラザーヴくんの出せるマナ数および黒マナ数は同じく5。
できれば《忌まわしい光景》、あるいは《肉貪り》を引きたい場だが、ドローを捨てて全力で強請するのも悪くない。
さてここで暗号を詳しく解説すると、暗号持ちの生物の攻撃が通っても、その場で強制的に唱えられるわけではなく、まず最初に「その呪文を唱えるのか唱えないのか、唱えるなら対象をどこにするのか」というのを最初の誘発系能力の解決中に決定し、唱える事を選択したならばこれまた誘発系能力である強請がスタックの上に乗っかってくることになります。
まず《精神的蒸気》の暗号を先にスタックに乗せ、後から《最後の思考》を乗せることで
(スタックの一番上)
(強請)
(強請)
《最後の思考》でドロー
(強請)
(強請)
《精神的蒸気》
(スタックの一番下)
とすることが出来ます。
この後、上の強請2回のうち1マナだけ払っておけば《忌まわしい光景》ドローに備えつつ、無駄札を引いてしまった場合に対しても2回分の強請が確保されている状況に出来ます。《肉貪り》打つのもOKです。
ただし、この場面だとデメリットもあります。
無駄札を引くとわかっていれば4点強請が最善手ですが、《忌まわしい光景》の為に4マナ構えてしまうと3点しか強請できなくなってしまいます。
これを悪手とするか無難な折半案と前向きに捉えるかは人次第でしょう。
こういうプレイングもあるんだと頭の隅に置いておいて下さい。
結論:ドローソースを持つオルゾフかディミーアをドラフトした場合は、デッキ内容を把握しておこう。
第③問
Q.お互いライフ3、相手の場には貴種、相手のハンド1で《灼熱の槍》トップ。さて、どうするべき?
A.相手のハンドは《肉貪り》。
ラザーヴくんはメインに叩きつけたところをライフ1でかわされ、トップデッキからタップアウトにしての反撃で死亡。
ソリンくんは相手のアップキープまで待ってから本体に打つことで相手の5マナアクションを回避、次ターンでもう1枚灼熱の槍引いて勝ち。
問いに対しての解説は上記で全てですが、これはレガシーでも応用できます。
最もよくある場面としては、
(相手先手)
相手1T目 青系のデュアラン置いてエンド。
自分1T目 《不毛の大地》で相手のデュアラン割りたいが・・・・という場面。
ここでメインにいきなり割りに行くと、《もみ消し》でかわされて返しのターン《タルモゴイフ》等の2マナアクションを許すことになります。
ですがドローステップに入られてしまうと《もみ消し》を握られる可能性が上がってしまうのでアップキープに使うのが妥当でしょう。
アップキープ中ならばもみ消された後セットランドされたとしても相手は1マナしか出せません。
このマナ数の差は、アンタップ状態の土地を残したままアンタップステップを迎えたかそうでないかにかかってくるので、相手がエンドに《渦まく知識》とか唱えたら、そこにレスで不毛を起動すると隙がありませんね。
結論:トーナメントレベルのカードはある程度暗記を推奨。インスタントタイミングで動く場合は相手の残りマナ数とハンドから、取り得る行動を把握してどちらのターンに動くべきか考えよう。
ちなみに第③問の場面、《灼熱の槍》は相手の戦闘フェイズ中に打つべきでは?と考えた方もいるかもしれません。
これについてはちょっとややこしいので次回追加で解説します。
第①話
Q.ライフ2で夜鷲を構えたら3/1先制と一緒に2/2も突っ込んできた。何故か?
A.この場合、ザデックくんが何を引いたかは関係ありません。
ラザーヴくんは残念ですがどうブロックしても必敗です。
使者をブロックすれば2点ゲインの3点抜けで死なないように見えますが、
厄介なことに現在の戦闘ダメージ解決は、先制持ちか二段持ちが参加している場合、「戦闘ダメージステップを2回行う」事によって処理しています。
つまり、先制持ち《ラクドスの魔剣》の3点ダメージと先制の無い《吸血鬼の夜鷲》の絆魂2点ゲインの間に状況起因処理のチェックが入ってしまうという事です。
魔剣だけ解決した時点でラザーヴくんのライフは-1なので、この時点で負けが確定。
ザデックくんの視点から見れば相手はハンド0で除去の不安が無いのですから、盤面だけで判断して使者を突撃させるべきである、となります。
結論:相手のライフを削ることで戦闘を有利に進められることもある。
第②話
Q.暗号2回と強請4回が同時に誘発しそう。先にドローだけ済ませるって出来る?
A.一応できる。ただしノーリスクとは限らない。
このとき、ラザーヴくんの出せるマナ数および黒マナ数は同じく5。
できれば《忌まわしい光景》、あるいは《肉貪り》を引きたい場だが、ドローを捨てて全力で強請するのも悪くない。
さてここで暗号を詳しく解説すると、暗号持ちの生物の攻撃が通っても、その場で強制的に唱えられるわけではなく、まず最初に「その呪文を唱えるのか唱えないのか、唱えるなら対象をどこにするのか」というのを最初の誘発系能力の解決中に決定し、唱える事を選択したならばこれまた誘発系能力である強請がスタックの上に乗っかってくることになります。
まず《精神的蒸気》の暗号を先にスタックに乗せ、後から《最後の思考》を乗せることで
(スタックの一番上)
(強請)
(強請)
《最後の思考》でドロー
(強請)
(強請)
《精神的蒸気》
(スタックの一番下)
とすることが出来ます。
この後、上の強請2回のうち1マナだけ払っておけば《忌まわしい光景》ドローに備えつつ、無駄札を引いてしまった場合に対しても2回分の強請が確保されている状況に出来ます。《肉貪り》打つのもOKです。
ただし、この場面だとデメリットもあります。
無駄札を引くとわかっていれば4点強請が最善手ですが、《忌まわしい光景》の為に4マナ構えてしまうと3点しか強請できなくなってしまいます。
これを悪手とするか無難な折半案と前向きに捉えるかは人次第でしょう。
こういうプレイングもあるんだと頭の隅に置いておいて下さい。
結論:ドローソースを持つオルゾフかディミーアをドラフトした場合は、デッキ内容を把握しておこう。
第③問
Q.お互いライフ3、相手の場には貴種、相手のハンド1で《灼熱の槍》トップ。さて、どうするべき?
A.相手のハンドは《肉貪り》。
ラザーヴくんはメインに叩きつけたところをライフ1でかわされ、トップデッキからタップアウトにしての反撃で死亡。
ソリンくんは相手のアップキープまで待ってから本体に打つことで相手の5マナアクションを回避、次ターンでもう1枚灼熱の槍引いて勝ち。
問いに対しての解説は上記で全てですが、これはレガシーでも応用できます。
最もよくある場面としては、
(相手先手)
相手1T目 青系のデュアラン置いてエンド。
自分1T目 《不毛の大地》で相手のデュアラン割りたいが・・・・という場面。
ここでメインにいきなり割りに行くと、《もみ消し》でかわされて返しのターン《タルモゴイフ》等の2マナアクションを許すことになります。
ですがドローステップに入られてしまうと《もみ消し》を握られる可能性が上がってしまうのでアップキープに使うのが妥当でしょう。
アップキープ中ならばもみ消された後セットランドされたとしても相手は1マナしか出せません。
このマナ数の差は、アンタップ状態の土地を残したままアンタップステップを迎えたかそうでないかにかかってくるので、相手がエンドに《渦まく知識》とか唱えたら、そこにレスで不毛を起動すると隙がありませんね。
結論:トーナメントレベルのカードはある程度暗記を推奨。インスタントタイミングで動く場合は相手の残りマナ数とハンドから、取り得る行動を把握してどちらのターンに動くべきか考えよう。
ちなみに第③問の場面、《灼熱の槍》は相手の戦闘フェイズ中に打つべきでは?と考えた方もいるかもしれません。
これについてはちょっとややこしいので次回追加で解説します。
コメント
今のスタン環境だと、肉貪りよりも相手側の肉貪りよりも、トップドローの槍を警戒してドロー前にソリン側が槍を、うつのが正解のような気がします。
そこは墓地に落ちているカードを加味してですが、、
宜しくお願いします m(__)m